暮らしの中の和雑貨

暮らしの中の和雑貨

江戸時代は和雑貨の文化が花開いた時期江戸時代は和雑貨の文化が花開いた時期

和雑貨に限らず、雑貨は人々の生活に深く溶け込んだ日用品となっています。ヨーロッパの雑貨は日本でも人気ですが、近年は和雑貨も非常に注目されて、全国的に商品が流通するようになりました。

和雑貨ブームの舞台裏

お香など現代は和雑貨が大人気お香など現代は和雑貨が大人気

その背景には高度成長期を経て再発見した日本的な美への評価があり、日本的な生活の再評価があります。室町時代辺りから優れた庶民のための和雑貨が誕生し始め、その後の江戸期には和雑貨の成熟度も最高潮に達しました。

和紙などは現代生活でも欠かせない日用品和紙などは現代生活でも欠かせない日用品

明治期以降は欧米的な価値観が一気に入ってきて、和雑貨に対するニーズが一気に減っていきましたが、平成の現代はそういった忘れ去られた日本文化、特に生活に密着した和雑貨への再評価が盛んになっています。風呂敷などのブームはその典型例です。

和雑貨は奥が深い

日本的な文化をもう一度見直すといい日本的な文化をもう一度見直すといい

その日本文化を象徴する和雑貨、皆さんはどのくらいご存じですか? ぽち袋、風呂敷、豆皿、手ぬぐい、和ろうそくなど、名前くらいは聞いた覚えがあっても、その使い方を詳しく知らなかったり、実際に使った経験がなかったりする道具ばかりだと思います。

現在は雑貨屋さんが町のあちこちに現在は雑貨屋さんが町のあちこちに

雑貨は衣食住、全てのシーンで活躍してくれる日用品です。世界の人々がうらやむようなかわいらしいデザインや使い勝手が私たちの住む日本に古くから存在するのに、あえて外国の雑貨を日本の外に探すなど非常にもったいない話です。
そこで今回の章では、暮らしの中に紛れ込む代表的な和雑貨を取り上げ、その魅力を語りたいと思います。