小さな図体で、人の生活を大きく変える力を持った日用品が和雑貨です。衣食住全てのジャンルで和雑貨は存在しているので、上手に取り入れれば経済的に生活の雰囲気を変えられます。
現在は日本的な文化に対する再評価が高まっているので、日本の雑貨を扱うお店も増えてきて、わざわざ京都や金沢のような場所に行かなくても、身の回りの雑貨屋やショップ、インターネットショップで購入ができるようになっています。
それほど和雑貨を求めやすい時代になっている現代ですが、皆さんは実際の生活にどれほど日本古来の雑貨を取り込んでいますか? それこそ照明からかんざしに至るまで飾り物と呼ばれる和雑貨のバリエーションは極めて豊富です。
そこで今回は、取り入れると面白い日本の雑貨を紹介したいと思います。
和の飾り物というと、大まかに2種類に分類が可能だと思います。生活空間を彩る和雑貨と、体を彩る和雑貨の2種類です。生活空間を彩る和雑貨といえば、
などになります。体そのものを彩る和雑貨といえば、
などになります。どれも手のひらに乗せてしまえるほどのサイズでありながら、空間や持ち主の印象をがらりと変えてしまうアイテムばかりです。
先ほども挙げましたが、和照明やお香は、空間の印象をがらりと変えてくれます。和紙を通した明かりは柔らかくていいですし、お香をたき込めた空間はその場にいる人を特別な気持ちにさせてくれます。
和ろうそくなど、原油ではなく木の油を使って、和紙を芯にした照明もあります。ろうそくそのものに手書きで柄が描き込まれ、非常に風情があります。風鈴などは聴覚を癒してくれますし、だるまや招き猫、カエルなどの置物は、縁起物として人の心を落ち着かせてくれます。
どれも値段は安いので、経済的にインテリアの雰囲気を変えられます。わざわざ高い家具を購入しなくても、照明を1つ変えるだけで空間の印象は一変します。上手にインテリアに和雑貨を取り入れてください。
今も昔も女性は装身具を好みますが、その装身具に和風のデザインを盛り込んだ商品も和雑貨に分類されています。具体的にはツゲのくしやかんざし、帯止め、扇子、ちりめん小物の小袋に入った手鏡など、どれもおしゃれな小道具ばかりです。
洋服が一般的になった現代では、扇子や帯止め、かんざしなどはなかなか利用する機会が少ないですが、花火大会で浴衣を着るときなどに上手に取り入れると風流を味わえます。
上等な和風の装身具を買って、手入れをしながら長く愛用してあげてください。