手ぬぐいと風呂敷

手ぬぐいと風呂敷

江戸っ子に愛された木綿の手ぬぐい江戸っ子に愛された木綿の手ぬぐい

近年、風呂敷や手ぬぐいが若い世代にも非常に人気を博しています。若い日本人のみならず、日本に訪れた外国人観光客も、日本的でありながら経済的なお土産として手ぬぐいや風呂敷を選んで帰る人が本当に増えています。
読者の皆さんはどうでしょうか? 風呂敷や手ぬぐいを生活の中に上手に生かす取り組みが盛んに見直されていますが、皆さんは実際に生活の中で最近、風呂敷や手ぬぐいを利用しましたか?
今回は、風呂敷や手ぬぐいを取り上げます。日常生活の中で日本人がもっと日本の雑貨を利用する時代が来るように、皆さんご自身が風呂敷や手ぬぐいを学び、日常的に利用して先頭ランナーの役割を負ってください。

布切れ1枚で生活の彩りが変わる

手ぬぐいと同じ、木綿ののれん手ぬぐいと同じ、木綿ののれん

手ぬぐいや風呂敷は単純に、見た目がすごく美しいです。額縁に入れて飾っている外国人もいるくらいなので、そのデザインは世界共通の魅力を持っていると言えますが、そもそも使い方をご存じですか? 風呂敷の使い方は「包んで持ち運ぶ」という単純な動作になりますが、その単純な動作であっても、

  • 巻き包み
  • びん2本包み
  • ふたつ包み
  • ノート包み
  • 玉包み
本来は洗剤やお湯につけると色落ちするので控えたい本来は洗剤やお湯につけると色落ちするので控えたい

などいろいろと包み方にバリエーションがあります。詳しい結び方は紹介しきれませんが、何かを包んで持ち運ぶという動作を極限までスマートにしてくれる和雑貨が、風呂敷なのです。
昔ながらの唐草模様が柄としてスタンダードですが、他にも最近はいろいろな模様が考案されています。日常利用としても使えますし、お祝い事にも使えます。贈答品としても喜ばれますし、インテリアにもなります。使わないときは畳んでしまっておけるなど、まさに小さいながら生活を大きく変える和雑貨の特徴を全て網羅した、代表的な和雑貨といえるかもしれません。

手ぬぐいは、身近なアート

風呂敷で瓶を包めるようになればおしゃれ風呂敷で瓶を包めるようになればおしゃれ

手ぬぐいは木綿100%の四角い布に、さまざまな模様が染め込まれたアートです。もちろんタオル的な扱いで利用してもいいですし、のれんやランチョンマット、クッション、テーブルクロスとして利用してもいいです。
もともとは奈良時代に神官の装身具として利用されていた布でしたが、その後に庶民の間に広がって、爆発的に普及をしました。

風呂敷に包んで贈り物をしても粋風呂敷に包んで贈り物をしても粋

タオルの登場とともに一度は価値が失われていきましたが、近年は日本的な文化に対するブームで手ぬぐいが非常に人気です。外国人にも喜ばれるアイテムですし、もちろん日本人にも喜ばれるアイテムです。贈答品としては極めて魅力的な選択肢になります。
単なる木綿の布が日常の生活に彩りを加えてくれる、その驚きと満足感を満喫してください。典型的な雑貨の魅力を備えた、お勧めの和雑貨です。